明細書「寝袋」を読んでみた

翻訳の学習記録

特許翻訳の勉強のため公開されている明細書をJ-PlatPatで検索して読んでいます。

検索の結果表示される文書には「公開特許公報」と記載されているものと「特許公報」と記載されているものがあり、何が違うの?と疑問に思っていました。

特許が出願された日(申請日)から1年半経過すると、特許権の成立にかかわらず出願の内容が公開されます。これが「公開特許公報」です。

そして、出願の内容について特許庁が審査し特許と認めた場合に公開されるのが「特許公報」なのだそうです。

寝袋の明細書

今回読んだのは、アウトドア用品の製造販売で有名なモンベルが開発した寝袋の明細書です(特許番号:第4913114号)。

この発明の目的は、適度に使用者の体にフィットし、寝袋内で寝返りを打つ、着替える、胡座をかくなどの動作がしやすいように縦方向および幅方向に伸縮性をもたせ、さらに重量や嵩の増加を必要最低限に抑えた寝袋を提供すること。

そこで、織り目の方向が布帛片の経方向に対して斜めになるように裁断し、伸縮性のある糸で縫製します。これによって寝袋は縦方向(身長方向)および横方向(幅方向)に伸縮して使用者の体にフィットし、保温性も向上します。

また、縦にも横にも伸縮性があることから、見かけ上の縦横の長さが使用者の身長や幅より多少短くてもフィットさせることができるため、重量や嵩の増加を抑えることができます。

私はこの技術を採用した寝袋を持っておりまして、その快適さを実感しています。

経方向とは?

生地の織り目の方向を表すのに経方向、緯方向という言葉が出てきました。

織物の世界では縦を経、横を緯と書くのだそうです。

織物は経糸と緯糸で織られていて、タテ方向に張った糸を経糸、ヨコ方向に張った糸を緯糸というのだそうです。

この漢字を見て、地球の経度と緯度を思い出しました。

タテとヨコ、納得です。

英語では何という?

ぱっと思いつくのは、縦方向はlongitudinally、横方向はtransversely。斜めはバイアス方向bias directionでしょうか。

ちなみに経糸はwarp、緯糸はweft、経度はlongitude、緯度はlatitude。

内容によって使い分けが必要な用語は意識して読まないといけないですね。

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