医療器具としてのバルーンには高い耐圧性と柔軟性が求められる。では、実際の医療現場ではどの部位のどのような治療に高耐圧バルーンが必要とされるのか調べてみました。
例えば、透析患者における透析シャントやグラフトなどのバスキュラーアクセスは長期間にわたって繰り返し使用されることで血栓ができやすくなったり、アクセス内部に狭窄が発生したりするケースがあります。
血管内の狭窄率が高くなると、血管を押し広げるために高い圧力でバルーンを拡張することになります。
明細書を読んでいるときは、強度を高める主な目的は破裂防止であると考えていました。実際の処置では破裂防止はもちろんのこと、「血管損傷リスクの低下」が極めて重要であることが分かってきました。
治療対象血管が動脈であるか静脈であるか、病変は直線なのか屈曲しているのか、石灰化は進んでいるのか、状況によって選択するバルーンのサイズや拡張圧が異なります。
バルーンカテーテルの種類としてノンコン(Non-compliant balloon)とセミコン(Semi-compliant balloon)という分類があるようです。
ノンコンはバルーンにかける圧の大きさに関わらず径が一定のバルーン。硬い素材で作られており、高い圧をかけることができる。セミコンは軟らかい素材でできていてノンコンよりも推奨拡張圧が低いが、血管の通過性に優れている。
治療法についてはマインドマップで項目を整理して勉強する必要がありそうです。
実施したこと
- 岡野の化学(61-62)[2h30m]
- 明細書:高圧力バルーン[8h]
- バルーンカテーテル治療について[3h]
- ビデオ視聴[1h20m]
- Trados Studio購入
今日の予定
- 岡野の化学:合成高分子化合物の復習
- バルーンカテーテル治療のマインドマップ作成
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