医療統計

翻訳の仕事

11月の振り返り

過去最高ボリュームの案件を終え、この4週間の行動について振り返りました。 良かった点、反省点、今後の課題についてまとめます。 良かった点 ・治験関連の翻訳で苦労することが多かった統計解析について新たな学びがあったこと。 統計解析については長...
メディカル

統計解析の表現:ロジスティック回帰分析

実ジョブと翻訳トレーニングの訳文を見直す過程で気付いたことを知子の情報にストック。 論文の翻訳では統計解析の項にいちばん時間がかかるので、その都度解析法について確認し、調査した内容をまとめるようにしています。 ロジスティック回帰分析について...
メディカル

統計解析の表現を学ぶ:Cox比例ハザードモデル

多変量解析のうち、Cox比例ハザードモデルについて調査したのでメモしておきます。 Cox比例ハザードモデルとは、「あるイベントが発生するまでの時間」をアウトカムとしたときに用いられる解析手法。アウトカムは生存・死亡などの数値化できないデータ...
メディカル

統計解析の表現

論文の翻訳で避けて通れないのが統計解析の表現。 統計解析の手法は試験によって異なるので、案件ごとに用いられる統計解析の基本的な概念を確認し、分からない用語の意味を調べています。 専門用語の前後の表現についてはイートモやGoogleで検索して...
翻訳の仕事

交絡因子とは?結果に影響を与えるやっかいなもの。

翻訳の原稿を読んでいて、“confounded”という単語をみるとドキリとします。 文字通り「混乱」してしまうときがあるので、文脈から何がconfounderなのかをしっかり確認する必要があります。 自分用の覚え書きを兼ねて交絡について説明...
翻訳の仕事

pairedとunpaired

pairedは対応のある、unpairedは対応のない、などと訳されますが、それってどういうことなのでしょう? 例えば、ある薬剤を異なる投与量で投与したときの体重の変化を比較する場合、次の表によると投与量1の群ではAとC、投与量2の群ではB...
翻訳の学習記録

医学研究と統計:試験でどんな結果を得たいのか?

統計解析は、臨床試験で得られたデータを解釈するための手法。 ところが、実際に論文や報告書を翻訳していると統計解析の章がとても難しく思えてきて、だんだんと思考が試験の目的や結果から離れていくことが多々ありました。 おそらく、統計の用語や概念に...
翻訳の学習記録

臨床試験における統計解析:非劣性試験はどんなときに必要か?

仮説検定とは何ですか?の記事では、証明したい「対立仮説」と否定したい「帰無仮説」を立てて仮説検定を行うことによって、臨床試験で得られたデータに差があることを判断するというお話をしました。 判断の基準はあらかじめ設定した有意水準と、検定で計算...
翻訳の学習記録

臨床試験における統計解析:仮説検定とは何ですか?

私は治験の勉強を始めてから統計解析という手法があることを知りました。初めて統計解析の章を和訳したときは用語も概念もほぼ知識がない状態で、必死に調べながら何とか文章の形にしたという記憶があります。 翻訳者として適切な表現で訳すためには統計の基...