投与に関する表現

メディカル

記事の内容に不適切な記述があったため、修正致しました。ご指摘いただきありがとうございます。(2023年2月5日修正)

先日受けた検査の結果、特に問題はなかったようでホッとしました。

検査を受けるに至った症状の原因として、いま飲んでいる薬の副作用の可能性があるかもしれないということで、主治医に相談して薬を変更することになりました。

さて、投与に関する用語と概念を整理しました。

たとえば、loading(ローディング)という投与方法があります。

感染症の治療では、重症化を防いで速やかに治療効果を得る必要があります。

薬は血中濃度がある程度上昇してから効果が現れますが、テイコプラニンという抗生物質は半減期が長く、定常状態(下図参照)に到達するまで時間がかかります。そのため初回投与時は通常の用量よりも多い用量で投与します。

定常状態

このように、治療初期に高用量で投与する方法をローディング(負荷投与)といい、ローディング時の用量をローディングドーズ(負荷用量)といいます。

ローディングによって早期に薬の血中濃度を上昇させ、効果を得ることが可能になります。

【参考資料】

コメント