ちょっと息抜きに、趣味の登山について書いてみようと思います。
私の場合、登山とはいっても百名山制覇とか、テントを担いでアルプスを縦走などといったハードなものではなく(憧れますが)、景色を楽しみながら自分のペースで歩くトレッキングがほとんどです。
海と山に囲まれた地域で育ったからか、もともと自然の中を歩くことが好きでした。
山に登らなくても、公園とか川沿いとか、毎日の散歩コースも毎回いろいろな発見があって楽しいものです。
最近は寒くなってきましたので、保温ボトルにコーヒーを入れて朝散歩に行っています。
山を歩くということは自然と関わるということ。
特に雪解け後、小さく可憐な花が咲き始める頃は、何とも言えないありがたみを感じます。
今は落ち葉や冬芽の支度を始める木々を眺めながら、今年一年間のことを振り返っています。
実は山だらけの房総半島
現在は山だらけの地方に住んでいますが、少し前までは山無し県と言われる千葉県に住んでいました。
千葉県の最高峰は標高408メートルの愛宕山。その山頂は航空自衛隊の基地内にあるため、入山するには許可が必要です。
私は残念ながら入山したことはありません。
千葉県には標高500メートルを超える山がなく、県境のほとんどが川です。
しかし、房総には房州低名山(ぼうしゅうひくめいざん)と呼ばれる、低いけれど素晴らしい山がたくさんあるのです。
山無し県どころか、実は山だらけ。しかも下山後は海鮮を楽しむことができるという素晴らしいおまけ付き。
関東にお住まいの方は、ぜひ房総の山々に出かけてみてほしいと思います。
楽な山とはどんな山か
私は基本的に楽な山が好きです。
楽な山とはどういうことか考えてみました。
一つ目ははアクセスが容易であること。
現在は車移動なので自宅から登山口までの所要時間を調べる程度ですが、公共の交通機関を利用していた頃は電車やバスの乗り換えは最も重要なポイントでした。
二つ目は登山口がすでに標高が高く、山頂までの道のりが楽であること。
我が県にも八合目までバスで行けて、2時間ほど登ると絶景に出会える素晴らしい山があります。
三つ目はアップダウンが激しすぎず、景色を楽しむ余裕があること。
同じ山でも、ルートが異なると難易度も異なります。事前によく下調べをして、自分の体力とスキルに合った山を選ぶことが大切。
四つ目はトイレや水場などの設備があること。
これも重要なポイントです。なければそれなりの準備が必要。
さらに欲張ると、下山後、近くに温泉があると有り難いですね。
楽な山を歩くことのメリット
低山あるあるなのがアップダウンの地味なキツさ。
私好みの牧歌的な山も、いざ歩き出すと決してラクではありません。そもそも山なのに平坦な道ばかりということはあり得ませんしね。
しかし常に足元に神経を集中しなければならない道とは違って、緩やかな山では、登りながら下りながらけっこういろいろなことを考えています。
そして、ある程度の距離・時間を淡々と歩いているうちに、その時の小さな悩みなどは吹き飛んでしまうことがよくあります。
純粋に山歩きを楽しむのはもちろんですが、気持ちがもやもやしているとき、悩み事があるときなどは山に行けばだいたい解決します。
山歩きは計画的に
山だらけ県に住んでいますので、天気次第、思い立ったらすぐに行動できますが、計画と届けは最重要課題です。地図の用意とアプリの設定は必須。
自分自身のヒヤリハット経験はもちろんですが、こんなところで?と思うようなところで救助を要請する事態が発生しているのですよね。
自宅を出発してから帰宅するまでが登山。
体力、時間をチェックして、適宜修正しながら無事に下山することがいちばん大事です。
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