過去の講座受講について

私について

今月の目標として、過去に受けたトライアルのやり直しを設定しましたので、同時に講座受講歴についても振り返ってみたいと思います。

現在、市販後医薬品の安全性情報の和訳を中心に仕事をいただいています。具体的には、CIOMSという様式で作成される有害事象報告や症例報告です。このような仕事に就くきっかけとなったのが、2011年10月~2013年2月に受講した治験翻訳講座でした。

そもそもなぜ翻訳講座を受講しようと思ったかというと、夫が転勤族のため、在宅でできる仕事を模索し始めたのがきっかけです。受講開始当時は派遣社員として医療機器メーカーに勤務しており、多少英語ができるということで社内で取り扱う様々な文書の翻訳をしていました。そこでの経験から、英語を使って在宅でできる仕事=フリーランスの翻訳という図式が自然にできあがっていきました。

受講した翻訳講座は月1回の通学コース。1コース6ヵ月で、基礎コース、実践コース、上級コースへと進みました。

良かった点として、

  • 教材が実際の仕事で依頼される文書と同等のものであったこと。
  • 他の受講生の訳文と自分の訳文を比較することができたこと。
  • 参照すべきガイドラインや参考資料を紹介してもらえたこと。

などがありました。

しかし、私自身がこれらのメリットを十分に活かして勉強していたかというと、そうではありませんでした。

  • 多忙を言い訳に、割り当てられたセクションしか訳さなないことがあった。当然、他の受講生のパートは完全に受け身で説明を聞くだけ。
  • 資料や書籍を読み込む努力が足りなかった。情報を目で追うだけで、ノートにまとめるなどのアウトプットをしていない。
  • 講師に質問して解決する努力を怠り、理解が中途半端なまま放置した。

受け身を捨ること、インプットして具体的にアウトプットすること、アウトプットを分析して改善策を練ること、改善策をふまえて次の行動につなげること。

10年前にこの振り返りができていれば、、、

けっして安くない金額を投入していましたので、当時夫から「そのコスト、回収できるの?」と聞かれれると、「できる!」と答えるしかなく。。その根拠はあいまいなまま、とにかく最終的にトライアルを受けなければ!という気持ちだけで薄っぺらい学習をしていた、というのが10年前の私でした。

しかし、ひとつだけ収穫がありました。それは、治験という分野、医薬という分野に興味を持つことができたことです。

その後、迷走期や停滞期に突入してしまうのですが、そのあたりもまた少しずつ振り返ってみたいと思います。

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