統計解析は、臨床試験で得られたデータを解釈するための手法。
ところが、実際に論文や報告書を翻訳していると統計解析の章がとても難しく思えてきて、だんだんと思考が試験の目的や結果から離れていくことが多々ありました。
おそらく、統計の用語や概念について大まかな知識はあっても、「試験でどんな結果を得たいのか」ということと「目的の結果を得るために○○である症例を組み入れて○○などのデータを収集し、○○検定を用いて統計解析を行うのである」ということがきちんと理解できていないからだと思います。
論文に取って付けたように統計解析の章が出現するわけがありません。
最近統計の勉強をやり直していて、こちらの本が臨床試験における統計の役割を理解するうえで大きな助けになりました。
著者の吉田さんが冒頭でとても重要なことをおっしゃっていますが、私の頭からはこの重要なポイントがすっかり抜け落ちていたのでした。
この本で重要視しているポイントをしっかりと意識して論文を読み直してみると、IntroductionからConclusionまでの流れが明確になってきました。
今まで統計解析に対する苦手意識を払拭できなかった原因は、自分自身の視点がズレていたからではないか。
ピントが合ってない状態で得た知識だからぼやけていたのではないか。
じっくりと繰り返し読んで、さらに理解を深めたいと思います。
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