テーマはCYP3A4誘導がステロイドの薬効に及ぼす影響について。
まずはGoogleで調査した情報をまとめました。まとめた内容を確認するためChatGPTに質問し、得られた回答をさらにGoogleで検証してみました。
事前調査のおかげか、ChatGPTと何度かキャッチボールをするうちに、質問のコツがつかめてきました。
CYP(シトクロムP450)とは薬物代謝に関わる酵素群の総称で、体内に取り込まれた薬物を分解し、体外に排出しやすい形にします。
薬物代謝に関わる代表的な分子種のうちCYP3A4は基質特異性が低く、医薬品の半数以上の代謝に関与しているといわれています。
酵素誘導とは、ある薬剤が投与されたことにより薬物代謝酵素の発現量が増加する現象のこと。
この現象によって、併用薬の代謝が亢進して血中濃度が低下し、期待される治療効果が得られなくなることがあるのです。
CYP3A4誘導がステロイドの薬効に及ぼす影響としては、例えば結核の治療に用いられるリファンピシンの併用によりステロイドの効果減弱が認められたとする文献がヒットします。
ChatGPTを活用するためには、ある程度情報を整理したうえで質問を練る必要がありますね。
ざっくりした質問をすると、ChatGPTも答えに困るのでしょう。あれもこれも言っておこうと膨大な情報を提供してきます。
なかなかサクサクとは進みませんが、調査、質問、検証を繰り返して質問力を上げていきたいと思います。
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