2022年5月、私は切羽詰まっていました。
その時点でフリーランスの翻訳者として仕事を始めて7年近く経っていましたが、打診される案件はどんどんMTPEに移行していき、収入は下がる一方でした。
それまでぬるま湯にどっぷり浸かっていた私は、一念発起して翻訳者として生き残る道を探り始めました。
MTPEという仕事の善し悪しを語るつもりはありませんが、
当時、労力の割に報われない、という気持ちがつのっていったことは確かです。
今思えば、その頃の私には、その程度の価値しかなかったのかなとも思います。
最近またMTPEの仕事を請ける機会がありました。
過去に、MTPEから脱却したくてもがいていたことを思えば、もうこのような案件は請けるつもりがなかったのですが、
いろいろな条件を考慮して請けてみることにしました。
過去にMTPEで疲弊したのは、やればやるほど労力に対する単価が見合わなかったからでした。
作業負荷に対する報酬のバランスを案件毎に記録して、問題なければ今後もお引き受けしようと思っています。
要するに、全体的なパフォーマンスが落ちなければいいのです。