岡野の化学で溶解と再結晶について学んだところで、以前読んだ薬剤送達バルーンの製造方法に関する明細書をもう一度読んでみました。
まだ理解できていない部分も多いのですが、この発明が解決しようとしているのはバルーンに塗布する薬剤(パクリタキセル等)の結晶粒子サイズを制御することであり、このことが薬剤の移行及び溶解に影響を及ぼすのだということがようやくイメージできるようになってきました。
紙一枚分の学びを日々積み重ねることが大事なのだということを実感。
私はフィギュアスケート鑑賞が好きで、今は自粛しつつも、時々気分転換にYouTubeで観たりしています。
先日ある選手のパフォーマンスを観て、とてもこみ上げるものがありました。
好みもあるとはいえ、心を動かされるのは、動きはごくシンプルであっても表現が素晴らしいパフォーマーです。
自分自身も長く踊りを学んできて感じるのは、見た目の派手さやテクニックだけではない、もっと深いところからにじみ出るフィーリングが観る人の心を捉えるのだということです。
音楽を聴いたら自然に体が反応するまで動きが染みこんだ状態になって初めてフィーリングが湧き出てくる、つまり基礎の積み重ねがすべてなのだと思います。
このことをふと思い出しながら、翻訳という作品を生み出す作業も同じではないかと思ったのでした。
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