岡野の化学、糖類とアミノ酸・タンパク質はとても興味深い内容でした。
糖類もタンパク質も食品というイメージがありますが、私たちの体も糖やタンパク質でできていることを考えると、とても神秘的に思えてきます。
成人の体の60~70%は水分ですが、それ以外はタンパク質と脂質の割合が多く、タンパク質は体の約20%を占めます。
体組成で糖質が占める割合はわずかですが、糖質はエネルギー源として使われ、残った分が脂肪として蓄えられるためです。
タンパク質は、α-アミノ酸のカルボキシ基(-COOH)とアミノ基(-NH2)が分子間で脱水縮合してペプチド結合でつながってできた高分子化合物であり、タンパク質を構成するアミノ酸は20種類。
アミノ酸には体内で合成できない必須アミノ酸と、合成可能な非必須アミノ酸があります。
例えば「システイン」は体内で合成できる非必須アミノ酸の1つで、メチオニンから合成されます。
体のタンパク質を構成するアミノ酸は基本的にL体(もう一方をD体といい、α-アミノ酸にはこのように2通りの立体構造が存在する)なので、体内で合成されるのはL-システインということになります。
このL-システイン、医薬品やサプリメントとして使われているためよく耳にしますね。肝臓の解毒作用やメラニン色素の沈着を緩和する作用があるそうです。
L-システインには硫黄が含まれていて、この硫黄が「S-S結合(ジスルフィド結合)」で結びついてシスチンとなります。
毛髪にはシスチンが多く含まれていて、ジスルフィド結合の配列がくせ毛に影響するのだそうです。高校の化学で、「パーマをかけるときはS-S結合を切ってつなぎなおす」などと説明されていたことを思い出しました。
アミノ酸・タンパク質の検出反応やアミド結合・ペプチド結合について復習し、マインドマップにまとめます。
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