用語登録とQA

ツール

岡野の化学は129の中和反応まで進みました。

化学の進捗は当初の計画から大幅に遅れていますが、ビデオを視聴しながらノートを作ったり明細書を読んだりしてきたことが、実ジョブ関連の調査や勉強に役立っています。

翻訳は主にmemoQで作業をしながら、用語を登録しています。
スペルが似ているなど自分がミスしやすい用語は必ず登録して、機械的にチェックできるようにしています。

用語を登録していたおかげで、自分の違和感センサーをすり抜けてしまったエラーに気付いたこともありました。

短納期の案件などは、一晩ねかせて頭をリフレッシュしてからレビューするという余裕がないこともあります。

自分の訳文を第三者の目で見るというのは簡単なことではありません。
絶対に間違いがあるはず!と、目を皿のようにしてチェックしていますが、限られた時間の中で最大の効果を得るにはやはりツールの助けが必要だと思います。

気をつけないといけないのは、どの文書でも登録した用語をそのまま使うことができるとは限らないことです。

特に動詞は文脈から判断しなければなりません。
頻繁に登場する“determine”は典型的な例で、「決定する」の他に、「測定する」、「特定する」、「確認する」などの用例があります。

自分が間違いやすい要注意な用語はあえてQAチェックで検出されるように登録しておいて、見直しの時に再確認できるように工夫しています。

このような細かい作業はふだんから少しずつやっておくことが大事だと思います。

コメント

  1. Ronco より:

    こんにちは。

    支援ツールは必須になりましたね。翻訳会社から指定されると、必ずマッチ率が適用されるので、私がTradosを初めて購入したときの「美味しさ」がなくなりました。

    memoQは翻訳会社指定でよく利用します。先日初めてオンライン版を使用し、勝手が違って大変な思いをしました。memoQは総体的に使い勝手はいいし、チェック機能も充実していますが、この「充実」がよくあだになります。先日は翻訳会社がTBをロックしたため、個人で用語を登録できず、明らかに適用できない用語を適語に訳すと「警告」が出たので、ロック解除をお願いしたら却下されました、涙。

    などなど、支援ツール関係のエピソード豊富です。個人的にはPhraseも悪くないなと思います。ただツールごとにコマンドが多少違うので、それも厄介。今はTrados。ツール指定ではないのでマッチ率の適用がなく、久しぶりに美味しいお仕事です。

    長々と失礼しました。

    • Jeni Jeni より:

      Roncoさん、こんにちは。

      memoQのオンライン版は勝手が違うのですね。。
      Phraseは翻訳会社の指定で使用していますが、TBで大文字と小文字が区別されていないせいか(略語など)QAチェックの対象が膨大になって困るときがありました。
      ツールはまだまだ勉強中のため、いろいろなエピソードをお伺いできて参考になります。